
保湿を減らしたら、食生活も変えないとダメですか?
このご質問をいただきました。
私の答えは、「いいえ」です。
バリアを整える引き算ケアと食事制限は、まったく別の話です。
「引き算スキンケアは、生活習慣や食生活からの見直しが必須で、しかもそれを厳格に実践・管理できないとなかなかうまくいかない」
と聞いたそうです。
この考え方の前提には、
「保湿ケアでは肌に美肌成分(栄養)を与えられる。一方、引き算ケアではそれができない。だから食事から栄養を補わなければ、肌は健康になれない。」
という発想があるのだと思います。
でも、私はこの前提自体が違うと思います。
乾燥肌が改善した引き算ケアを13年間続けている私自身、「引き算ケアと食事管理」は全く関係ないと実感しています。
確かに健康的な肌のためには、
「食生活を見直しましょう」
「腸内環境が大切」
「栄養バランスを整えましょう」
という情報を目にします。
食生活は健康に関わります。
それ以前に、乾燥するから保湿をする。
「乾燥をつくっている原因」が毎日のスキンケアにあることには、ほとんどの方が気づいていません。

普通の食事ができていれば十分
引き算ケアでは、食事制限や特別な栄養管理をしなくても、一般的な食生活ができていれば十分です。
私自身、肌改善していた時など、食事は普段通りでしたし、タンパク質を特別に摂ったり、ビタミンやミネラルを意識したりは全くしませんでした。
それは今も変わらずです。
たとえば、飛び抜けて脂質を多めに摂ってたりすると、毛穴などに問題が起こったりはありますが・・・
当然のこと、
・極端な栄養不足
・偏った食生活
は健康にも肌にも影響します。
ですが、多くの方が悩んでいる「保湿しても乾燥する肌」は、それだけでは説明できません。

乾燥肌で優先したいのは「守る洗浄+引き算ケア」
肌は、天然セラミドなどが備わり、本来ならうるおいを保てるようにできています。
でも、毎日のバリア(天然セラミド)を溶かす保湿やクレンジングによって、その働きを妨げてしまいます。
その状態で、どれだけ食生活を見直しても、スキンケアで肌のバリアが繰り返し溶かされ続ける限り、乾燥をつくります。
だからまずは、「バリア構造を溶かさない保湿 & 洗顔」を優先することが大切です。

食生活が良くても、スキンケアでバリアを溶かしている
たとえば、毎日バランスの良い食事をしていても、無意識的に洗いすぎていたり、肌に必要なものまで取り除くスキ
ンケアを続けていると、バリア(天然セラミド)を溶かし続け、肌に乾燥をつくりだす環境から抜け出すことはでき
ません。
食生活だけでは補えない部分がある
どれだけ食事に気を遣っても、スキンケアでバリア(天然セラミド)を溶かしているなら乾燥はつくられるばかりです。

「バリアを守る洗顔」が最優先
乾燥肌を改善するなら、この順番をおすすめしています。
① 肌バリアを守るクレンジング・洗顔を最優先
② 肌本来のうるおいが働きやすいスキンケア
③ そのうえで、無理のない食生活を続ける。
もちろん!食生活は大切です。
でも、乾燥肌で悩んでいる方が、最初に取り組むべきことは、食生活よりも、毎日続けているスキンケアを見直すこと。
ちなみに冒頭の「保湿することは肌に美肌成分(栄養)を与える・・・」のくだりですが、
スキンケアに配合されている美肌保湿成分は、肌のための栄養にはなりません。
どんなに高級な美肌成分でも、「バリアを溶かして入れ込む一時的な保湿剤」にしかならないんです。
むしろ私には、毎日バリアを溶かすスキンケアを続けるほうが、食事からの栄養管理をより必要にしてしまうように思えます。
美肌成分は肌の栄養になるのではなく、一時的にうるおいを補うためのもの。
天然セラミドを溶かす成分による保湿ケアよりも、肌が本来持つうるおい(天然セラミド)を守ることを優先しています。
<まとめ>
引き算ケア(乾燥肌改善)をするにあたって、食事制限や栄養管理を始める必要はないです。
まず大切なのは、「日々のスキンケアで、バリア(天然セラミド)を守れているか?」
食生活を変える前に、まず毎日続けているスキンケアを見直してみてください。
素肌律スキンケア
