1つ前の記事、「 保湿しても乾燥する理由 ①|クレンジングの「乳化」の罠 」で、※乳化するクレンジングがバリアを溶かし、乾燥肌をつくっていると書きました。
※ 乳化とは、本来は混ざらない水と油が、均一に混ざり合う現象のことです。
今回は、「 乳液やクリームも実は乳化している 」ということを書こうと思います。
3つの動画を作りました。
① ワセリン + 水
② 植物オイル + 水
③ S社保湿クリーム + 水
① はじめにワセリンに水を加えてみます。
ワセリンと水は混ざらず、ワセリンが手のひらで伸びていくだけで、分離します。
② 植物オイルに水を加えます。
こちらも両者は混ざらず分離します。
③ 最後にS社の保湿クリームです。
こちらは、水を加えると白く濁り、乳化してしまいました。
油分である保湿クリームは、使い心地を良くするため水が配合されています。
保湿クリームの水と油を混ぜるために、界面活性剤が配合されています。
つまりは、クリームも「乳化した化粧品」ということになります。
この「乳化」が、乾燥肌を考える上でとても重要です。
肌表面には、皮脂を中心とした天然の保護膜があり、肌のうるおいを守る役割をしていますよね。
一方で、乳化した化粧品は、水と油を混ぜ合わせる性質を持っています。
この性質によって、肌表面の皮脂も混ざって溶け出し、結果として乾燥を繰り返す原因の一つに
なっていると、皮膚科学の研究でも報告されています。
また、界面活性剤が皮膚常在菌へ影響を与える可能性についても報告があります。
クレンジングでバリアを溶かし、さらには保湿によってもバリアを溶かす。
実は、乳化はクレンジングやクリームだけではありません。
下地やファンデーション、日焼け止めなど、多くの化粧品にも使われている技術です。
そのため素肌律™︎では、「 肌で何が起きているのか? 」
その視点を大切にしています。
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